水温
水の多くの物理化学的性質、例えば密度、粘度などは水温と密接な関係があり、同時に水中溶解性ガス(例えば酸素、二酸化炭素など)の溶解度、水生生物と微生物の活動、化学と生物化学反応速度及び塩度、pH値なども水温変化の影響を受ける。
水の温度は水源によって大きく異なる。一般的には、地下水の温度は比較的安定しており、通常8 ~ 12℃である。地表水は季節や気候によって大きく変化し、おおよそ0〜30℃の範囲で変化する。工業廃水の温度は工業タイプ、生産プロセスによって大きく異なる。
水温測定は現場で行うべきである。一般的な測定器には水温計、逆さま温度計、サーミスタ温度計がある。注:温度計は定期的に表示しなければならない。
(一)水温計法(GB 13195-91)
水銀温度計は特製金属スリーブ内に取り付けられ、スリーブには温度計の読み取りが可能な窓穴が開き、スリーブの上端にはロープを繋ぐための引上げリングがあり、スリーブの下端には穴のある水入り金屑円筒が螺着され、水温計の球部は金属円筒の中央に位置しなければならない。測定範囲は−6〜+40℃、分度値は0.2℃であった。この方法は表層水温の測定に適している。
(二)逆さま温度計法
閉端(防圧)式逆さま温度計(図3−12)は、主温度計と補助温度計が厚肉ガラススリーブ内に組み込まれて構成され、スリーブの両端は完全に閉鎖されている。主温度計の測定範囲は−2〜+32℃、分度値は0.10℃、補助温度計の測定範囲は−20〜+50℃、分度値は0.5℃である。主温度計水銀柱の断裂は柔軟で、断点位置は固定し、温度計時を再正し、水銀を受け入れるにはすべて還流し、主、補助温度計はしっかり固定しなければならない。逆さま温度計は逆さま採水器に取り付けて使用する必要がある。水深40 m以上の各層の水温測定に適している。